京都 – 自然林 

京都府立植物園。開園以前からの北山の自然林が残してあるのだと聞き雨の中行ってみた。

半木神社を囲んだ5500㎡は自然林が存在していた。
歩道のロープがあるものの、樹々は茂り雨の日ということもあり希望のうっそうとした緑が濃く見えて嬉しくなった。
私は人の手が入っていない自然のままの画を探すことが多いのだけど、それもなかなか難しく、時間をかけて緑の土地の中へ入っていかねば見かけることができない。
都市部を中心に考えて生活していると、あたりまえのように思っている事が、ごく近年に作られた一定の土地だけにこしらえられた姿だと気づく。

4WDの車を走らせて山道を走っていたら、熊の子が座っていたことがあったり、鹿の親子がこちらを見ていたり、大きな生き物にも出会う。
彼らにはカメラを向けたり特に好んで接触するわけではないけれど、「お邪魔します」という気持ちになる。

自分の人生の時間は都市部に長く居すぎたかなと思う事が多くなった。
考え方がまさに近代人で普通になってしまっている気がする。

自分のすべてのことを疑っている。
変わりつづける事を恐れないようにしようと思う。

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