秋も深まる奈良では人々が列をなし、倉庫に並べて保管されていた宝物をみる季節です。
まるでルイヴィトンのモザイクのような絵柄の琵琶が輝いています。
宝物のリストの一番に書かれていたという、レースのように織られた深紅の袈裟は大きな品物でありました。
羊毛を使用したフエルトはペルーや中国から伝わった印象を強くうける柄で、部分的にまつり縫いをした糸などもみえて微笑ましいです。
昔のものを観るのはなんともロマンティックです。想いがめぐります。
正倉院展は今年もまたこの季節となったんだなと感じる展覧会のひとつです。
2015年、吉岡工房では石榴が実りいつものようにいつもの場所に干してありました。ありがたいですね。
また「紫」の上映会を進めようと思います。