2016年夏に 益子町・濱田庄治参考記念館で映画「あめつちの日々」上映会をしていただた。益子を訪問するとなっては見たいものがあった。益子焼の特徴のひとつと「柿釉」だ。
何をどうしたら、あのようなつるつるとした品になるのかが知りたい。みんな一度は見た事があると思う。陶器の釉薬のひとつで赤茶色、つるつるとした質感の懐かしいようななんとも日本的なものだなあ、と思っていたのに英国セントアイブスのリーチ窯にスタンダードラインとして使われてた。表記は「KA-KI-YU」である。
手にした時のしっとりと手になじむ感覚や、見た目もほのぼのとする印象が私は大好きである。またこの釉薬は歴史ある陶芸家たちが使用した堂々たる歴史を背負ってもいる。よく展示では目にしていると思う。しかし、その作り方は知らなかった。どういう性質の釉薬なのだろう。調べてみたいと思っている。
「柿釉」とは、釉薬のひとつで、柿色(赤ちゃいろ)に発色する。黒もある。
1枚目の写真は益子の陶芸家さんにみせていただいたもの。
2枚目の写真は岩。なんとこれが原料。
かつては、大々的に岩を削って材料にしていた。大変な作業だ。今はどうなのか。興味がある。