[報告] 長崎 Waranaya Farm& Cafeまなびの時間

2月、長崎県大村市Waranaya Farm& Cafe「まなびの時間」の報告です。

 

 ここは大村市、山の中。納屋を改造した建物がぽつりと建っており、小麦などの農作物を作り、生物(人・馬・ヤギ)が生きている事を私は目撃しました。一見、風変わりです。

 

 この度、私たちを呼んでくれたオーナーを説明します。当日は料理を作る人がよく着ている白いユニフォームを着用してるが料理はひとつもしない。サトコという愛娘馬に乗り一人楽しそうだった。という事実があった事はたしかですが、これが原因で生活や仕事のスタイルが風変わりと書いたわけではありません。前にも書いたように私が気になったのは、オーナーには大きな思想を抱えているような部分を感じまして、もちろんこんな環境を開拓するぐらいですので当たり前なのですが、それが大変ユニークでした。私にとってこういうのは悪くないんです。長崎でみつけた貴重な若き思想家です。ここに来てくれたお客さんには、何かを持って帰って欲しいんだと話していました。

 会には3人ぐらいで和気あいあいとする予定でしたが、想定外にも多くの方に参加して頂きました。オーナーが無理やり電話をかけまくり呼び出しした疑惑が湧き溢れましたが、それはさておき実際にお集りくださった皆さんは、静かに優しいまなざしで映画の話しを聴いていてくださいました。みていると丁寧に時間を生きてるような顔をした人達だなあと。これがwaranayaなのかもしれないですね。ちょっと本当の事を書きますと、今回は長崎でこの映画について話す初めての会でしたので、どういう内容にするかはその場にお集まりの方々を見てから決めようと思っていましたし、どんな人たちに会えるかやや緊張していたのです。

 松原の救護列車を伝える会の村川さんのお話を聴く事ができました。彼女は自分が暮らす土地の厳しい歴史があった事を踏まえ、今の自分に出来ることを探し真剣に向き合っている人でした。とても意味ある出会いでした。こういう事が、自分にもああ少し長崎にたどりつけたかなという実感が湧きました。

 簡単に来場できない環境にわざわざ来てくださるというのは嬉しい事です。皆さんの貴重な時間を使って私などの話しを聴いてくださり有難うございました。

引き続き映画を宜しくお願いします。

WARANAYA FARM & CAFEのみなさん、松原の救護列車を伝える会・村川一恵さん、共に有難う。

またお逢いできますように。

 

記録

2020年2月14日

 

写真 :

Ayumi SAKAMOTO

 

協力:

松原の救護列車を伝える会

 

主催:

Waranaya Farm & Cafe