琉球に関しては多種に渡りいろんな書籍が存在しているようで、いろんなタイトルの本に出会います。
近所の古本屋だけでもいろいろな本の存在を知る事ができるぐらいですので、
図書館へ行けばそれはもう多くを知ることになります。是非行って手にとってみて欲しいです
私は首里にあるブックストアで著作者が沖縄の人という教科書を見つけました。面白かったです。
絵柄やクイズを交えつつの今まででは知らなかった歴史を知る事ができました。
「あめつちの日々」はずっと沖縄本島の風景を撮っていました。
今帰仁、中城、斎場御嶽、首里…美しく幻想的な画もありました。
しかし、最終的には松田米司工房のある読谷村だけの画にしぼっていきました。
映画に使用しているシーンは100%読谷村です。
中でも何度も何度も訪れた(さぼった)座喜味城跡には、不思議にも想いを持っています。
美しいカーブと無国籍な石づくり。
世界遺産だというのに入り口も出口もなく自然にしておく保護環境には、関係者各者の文化度の高さに感心してしまいます。
機材を抱えて城内を歩いている時の蝉や風の音は、何度も訪れた自分をなにか応援してくれるかのように聞こえてました。
一番上の場所からはやちむんの里がうっすらみえています。なんとも愛おしい風景です。
窯たきの期間中にこの景色からやちむんの里をみた時には、ぽーっと上ってゆく煙が見えた事があります。
座喜味城は1416年に中山の尚巴氏が北山今帰仁城を攻め落としその後不安定だった北面への守りのため、
護佐丸という人に標高120m見晴らしの良い座喜味の地に城を造ったとパンフレットにありました。
独特のアーチの石が圧巻で中央にはくさび石もみることがれきますが、これは沖縄に現存する最も古いアーチ門だそうです。
その後の歴史は、沖縄戦前には日本軍が砲台をつくっていたり、戦後には米軍のレーダー基地が置かれ一部の城壁が破壊されました。
資料を探してみたのですがノモクロの写真が残されているようです。読谷村資料館ではすぐに調べていただく事ができました。
たくさんの資料が存在していましたが、その中でも破壊され哀れな姿となったその前でお祈りをしている人々が映っている写真が印象的でした。沖縄の人々を想像することができます。
今では城壁の復元が行われ、自由に自然や空と美しさを共存しています。
故郷にこのような史跡があるとは幸せなことです。
「あめつちの日々」では、ドローン空撮で全景をみたかったものですが、
それもなんだか私たちぽくもないもので懸命に地に三脚をたて、
いま存在している石やここの太陽の美しさを感じたつもりです。
観てみてください。