秋の良き日に九州〜神戸空港から関西〜北陸方面へ。窓外が流れ移動日はとても心地よい。
流れる風景は不思議なものでいろんな事を思い出す。寂れた小さな駅で途中下車。駅前のこれまた寂れた喫茶店で1杯の珈琲がしみるという、なんていうかな…、そういう感じ。優雅な時間をもらった。
自分は物作りとして決して綺麗に上手く進むことだけが良いと考えているわけでもない。一体何を求めているのかと聞かれたら、ただ深く重い体験をしたいのだろうけれど。ただそれも上手く整理が出来てない気がする。しなければならない事は山のようにある。
ある日、九州で謎の老人に出会った。遊郭跡「青柳」の壁を眺めていた時に突然現れた老人と3時間ほど周辺を散歩した。色んな話しをつなげて思い出せば、その老人は地方の富裕層で知識人の茶人だったように思う。不思議な体験だった。「良き本を読むように」言われた。
歩く足元の写真をたくさん撮った。
2017年の秋への風景の変わり具合を確認できるよい時間となった。関東に戻ってきたところ涼しいというよりすでに寒い。移動の中ずっと抱えていた荷物が重すぎだったのか今でもまだ肋骨が痛む。秋は頑張ろうと思う。
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